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【ついつい語りたくなる技術論 その2】

ストックの突き方

◆はじめに・・・

LoveSnow内の【ついつい語りたくなる技術論】コミュニティに要望が届きました

「かっこいいストックの付き方について語ってほしいなぁって思うのですが、どうすればよいのかしら??」

ストックの突き方について、【のび太】【いたぽん】にそれぞれの考え(理論?)を好き勝手に語ってもらいました。
以下は、二人の意図を崩さないようにまとめたものです。



この内容はLoveSnow内のコミュニティと連動しています。
ご意見・ご感想など、是非トピックにコメントしてみてくださいね!



まずは【いたぽん】さんにもご意見を頂きました。


【ストックの長さ】

通常のストックの長さは と言われています。 ただ、それだとストックを突いた時に上体が浮きやすくなってしまうので、僕は
の長さ(身長166cmに対して105cmのストック)を使ってます。
この長さだと、大回りや中回りでもストックを突いてリズムが取れます。
難点は、最初の漕ぐとき。
でも、漕ぐときにポジションを低めにする、という意識ができる、というのは利点かもしれません。

【ストックの持ち方】
僕が意識しているのは、 の3本。
特に小指が浮くと、軽くなりがちでカッチョよくないと思います。
しっかりとストックを突くためには、この3本の指に意識を持つことが重要。

そして、親指の位置も意識をしてます。
グリップの上側に乗せる感じ、というのをやじから聞いて、それを今シーズンは実践してます。
この持ち方だとストックが必要以上に広がらないので、見た目がよくなったかもしれません。

【ストックの突き方】
ポイントはただ1点のみ。
「ストックはしっかり突く」
雪面に対して垂直に突くか、多少斜めに突くか、というのは、シチュエーションによって使い分けてます。
イメージでは、カービング要素が強くなると、斜めに突く形に近くなります。
コブや足元を体から離さない滑りのときは、雪面に対して垂直に突く感じを意識してます。

上記のようにストックをしっかり握ることで、しっかり突けると思います。
突いたストックの反動に負けないように、
とか言われますが、もっと簡単に反動に負けないように見せるには、
というのが効果的だと思います。
特にコブ斜面では、このリングを引きずる、または、リングでコブを歩く、という感覚があるといいと思います。

【ストックの動かし方】
理想的には、
と考えてます。

なので、手首を返すような動きはあまりしません。

しっかり突くけど、突きに行く、という感じではありません。
本当は、ストックが動くからあまりいい感覚ではないのかもしれないけど、 しっかりと突いてその反動に負けないようにするには、僕はこの感覚が近いのかな、と思ってます。

なので、肩から肘にかけては動かさず、肘から先でストックをしっかり突く、というイメージが近いかも。
突くときに自分の視界にグローブが入ってくる以上には動かさない、ということは意識してます。
自分の視界にグローブがしっかり入ってくると、必ずストックは巻いているように見えてしまうので。
でも、ある程度の動きがないとしっかり突けないと思ってます。

そのイメージで滑ったのがこの動画。
↓↓↓



ある程度のスピードにも負けていない、っていうところを見て下さい。

大回り・中回りで突くイメージはこの動画。
↓↓↓







リズムを取るために軽く突いているけど、それで上体が遅れないようにしています。


コブはこんな感じ。
↓↓↓



コブの頭をストックで歩く、と言う感じを意識してます。




この内容はLoveSnow内のコミュニティと連動しています。
ご意見・ご感想など、是非トピックにコメントしてみてくださいね!



続いて【のび太】さんのご意見〜♪


【ストックの突き方】

『カッコいい滑り』とか『板の動き』というのはよく考えるけど、 『カッコいいストックの突き方』だけに限定して深く考えたことって意外と少ないものです。
レッスンの中でもストックの突き方だけを集中して行われることは非常に少ないと思います。
ついつい板の動かし方、足の使い方、体重の乗せ方など、板の操作方法に集約されることが多いですね。
でも『カッコいい滑り』って、板の操作云々だけではなく、滑り降りてくるシルエットに左右されるので、 そのシルエットを構成するストックもかっこよさを演出する一つの要因であることは確かです。

では僕が考える簡単にかっこいいストックの突き方とは。。。

・・・一言で言うのは難しいです。
なので、少し細かくなりますのでお付き合いください。

  1. 大回りと中回り
    滑走スピードによりますが、基本的にストックは突かないようにしてます。
    滑走中のポジションを取ることに集中しているので前後左右のバランスをとる
    やじろべいの腕のような役割をしてると思います。
  2. 小回り
    中間ポジションで構えた手の位置からなるべく動かさないことを意識しています。
    バランスを崩したり、雪面に突いた後に多少後ろに引けたり下がったりするので、
    実際には全く動かさないというのはかなり難しいと思いますが、
    滑り出しのときに手の位置を維持するような努力を心がけています。
    その努力というのは、、、ストックは手首の左右方向だけで動かす意識。。。
    そして、ココに僕的なポイントが潜んでいます。




    【ポイント1】
    手首の左右方向だけだとストックの稼動範囲が狭いので、肘を中心に手の位置を僅かに内に動かします。
    あまり大きく手を動かすとバランスを崩したり、変な癖となって後々まで残るので、加減が必要です。
    【ポイント2】
    スナップ(バレーボールのアタックを打つときのような動き)を使って動かしているわけではありません。
    むしろ、スナップを使う手首の動きは、ストックがふらふらと見えて、見栄えが悪くなります。
    【ポイント3】
    ストックを付く瞬間に僅かにタメの時間、少し突くのを待つ時間があると 余裕を持ってストックを付いているように見えてかっこよく見えるかもしれません。
    肘を少し曲げたときに『グローブ(手)が完全に視界に入ったな。』とか、 もしくはカラオケのマイクを少し離した位置で持ったような感じ?のところで、 コンマ何秒かでよいのでしっかりと止めるイメージです。
    この止める動作をやりすぎたり、肘を曲げすぎたりするとかえってかっこ悪いので、微妙な加減が必要だと思います。
    この微妙な加減をすることが変態にとっては快楽へと繋がります(笑)
    タメの時間を長く取りすぎるとストックを巻き込むような手の動きに見えたり、 リングが進行方向に突き出た向きになったりして、 無駄な動きとなって現れるので気持ちよさを求めすぎないこともポイントです。
    【ポイント4】
    ストックをついたあとの処理は手の位置、肘の位置を元に戻すか、突いた瞬間から動かさないようにするか。
    かっこよく見せるポイントとして、リングを引きずるようにするだけで、だいぶ変わると思います。
    しかし、肘を体よりも後に持っていってしまったり、下げたりすると、滑走ポジションを崩す原因にもなるので注意が必要です。
    僕はリングが雪面に突いた瞬間から手首の力だけ抜く、肘から下の力を抜いてストックからの衝撃を受け流すようにする意識です。
    【ポイント5】
    ストックを突く強さは、、、その時々によりますが、だいたいこんな感じです。
    ゆっくり滑る・丁寧に弧を描く意識・急斜面のときは比較的強め。 ハイスピード・落下を意識して・早いリズムで・緩中斜面、というような滑りのときは弱めに、、、 むしろ軽く雪面を引っかくくらいを意識しています。滑走スピードがあるから、軽く引っ掛けただけでもそれなりに強い衝撃が返ってきます。
    それで、見た目的には同じような強さでついている様に見えると思います。
    【ポイント6】
    ストックを突くタイミングは『今だ!!』と思ったときに突いています。 理由は次のターンに入ることが出来るポジションが出来た、と感覚的に体が判断した瞬間だからだと思います。
    ストックワークが上手い人というのは、このタイミングを自在に作り出せて、ターンの早いタイミングから突く準備が出来ています。
    結局、ターン前半をしっかり作れると、足場がしっかりするので、下半身が安定する⇒上半身も安定する、 ストックが付きやすい⇒突くタイミングも計れるのでタメの時間があるように見える。という流に繋がってくる一因と思います。
    ですから、タメを作るというのは、うまく突けているように見せるためのポイントだと思っています。
    【余談】
    もし、違うタイミングで意図的に突く必要があるとすれば、それはコブの中かな。
    コブは少しタイミングを遅らせて、コブの頂点を過ぎた辺り、コブの裏側を目指すといいと思ってます。
    そうすることで、コブからの衝撃を肩で受けなくて済むので、方が後ろに引けてポジションを崩される心配も無く、次のターンへの手の準備がしやすくなります。
【構え方】

僕が意識している腕の構え方レシピです。

  1. ひじの位置。
    真直ぐ立った状態から肘だけを肩に水平な位置まであげます。
    その状態で肩(肩こりのときにトントンたたく部分だけ)の力を抜きます。
    力を抜いたときに肘の高さがこぶしひとつ分くらい下がるとベスト。
  2. 手の位置。
    肘の次は手。ゴーグルを装着した状態で視界からギリギリ見える程度までこぶしを広げます。
  3. こぶしの向き(ストックの先端の向き)
    こぶしを水平より少し傾ける、手のひらを僅かに内側へ向ける感じにして、ストックを持ちます。
    この手のひらの傾け方、内側への向け方はターン弧やスピードなどの滑る条件調整します。
    目安は、滑っているときにターン内側のリングが雪面に着くくらいかな。
  4. ストックの持ち方。 しっかり突くから、という理由で、しっかりと握っている人もいると思います。
    しかし、こぶしをギュっと握るということは手首に力が入ります。
    更に手首に力を入れるために肘までの腕にも力が入った状態になってしまいます。
    そうすることで、スムーズなストック操作が出来ないばかりか、衝撃を吸収できなくなり、
    肩を怪我したり、滑り全てが堅くギクシャクした滑りになる可能性があります。
    ですから、僕は落とさない程度に軽く握る、小指と薬指、親指の3本で持つ、を意識しています。


【コブの中でのストックワーク】

コブを滑るときのストックワークは上達する上でとても重要だと思います。
コブを滑れるようになるためのポイントとして、よく挙げられる一つですね。
僕は、コブについてはストックワークの上達がコブの手っ取り早い上達方法だと思ってます。

ポイントはただ一つ。
『常に両手は前』
これは良く聞きますね。でも、その通りなんです。
両手が前に出ているということは次のターンに入る準備が出来ているということ。
だから、多少無理やりでもいいので、右外足でターンした場合は左手を。
左外足の場合は右手を斜面下方向に向かって猫パンチしてみてください。
外足に乗り始めたときには猫パンチをしてみると、次のターンへとても入りやすくなります。

でも、コレだけで終わるのはのび太的に面白くないのでここでもう一つエッセンスを。
『コブ(ターン)の振り幅に合わせて手を広げる』
要は、バンク形状のときは整地と同じように手を広く構える。
それがモーグルのように直線的になればなるほど手の位置を内側にセットする、というイメージです。
実際にどの程度に広げる、狭くする、というのは各自のスタイルもあるので、一概には言えないと思います。
最近はバンク形状のものややモーグル形状のもの、すり鉢状のもの、 コブというよりは深く掘れたミゾって感じのものが多いように思います。
どのタイプのコブを滑るにしても滑りやすいラインというのは(たぶん)あります。
真っ直ぐのほうが楽なもの、バンクを利用すると楽なもの、コブの形状を利用すると楽なもの。。。
それら、全ての滑り方を練習するには体が持ちません。
そこで、基本的な自分のスタイルにこのエッセンスをくわえて、 自分が持っている基本的な滑りのパターンを中心にターン弧をコブに合わせる、というイメージをもちます。
そうすることで、滑れてるイメージが一通りではなくて、レパートリーが増えるので、 どれで行くか?という滑れるかもしれない!というイメージを沸かせてください。





バンクコブなので、
を見てください。 上から下まで同じリズムで滑れて居ないのは一番の原因は左手は広く構えているのに、 右手は狭く構えている。そのため、ターンサイズが異なってしまったんですね。
その結果、板を抜く方向と体を落とす方向がミスマッチになってしまっています。
それと板に置いていかれているところはストックワークという観点から離れて『このへたくそめ!!』と笑ってやってください。





これは2年前だけど、コブの形状がバンクではないので、比較的オーソドックスに滑ってます。



さて、滑れるイメージが沸きましたか?



こんな感じで【ついつい語りたくなる技術論】を続けていこうと考えています。
スキーマニア? スキーオタク? 変態??
そんな話題で盛り上げていこうと思いますので、これからも宜しくお願いします。



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